el'teo 社員のつぶやき。

先日、私も参加する姫路の異業種交流会コラぼる会が主催した講演会がありました。

題して｢なぜ阪神百貨店は食品売場№１になったのか｣

演者は元阪神百貨店会長 三枝輝行氏です。




ちょうどこの日、70歳を迎えられた三枝氏のパワフルな言葉に

会場の全員が引き込まれていきました。

様々な逸話がありましたが、

例えば、ケーキの売れ行きが悪くなった理由を調べたら

実はイチゴの安いものに変えていて

意識して食べてもなかなか分からないことが、消費者はその微差に反応していたというお話。

元に戻すと売り上げも戻ったというシンプルな逸話の中に

経営者が現場をしっかり見ることの大切さや、

売れるか売れないかは僅かの差でしかないという教訓があり、大変参考になりました。

また、｢信じたらやり抜け｣、｢直感力を信じろ｣、｢既成概念を壊せ｣、｢気持ちがなければ売れない｣等々

全て自ら実践されたことの教訓として語られるので、説得力が半端なく

300名以上の聴衆は、そのお話しに聴き入っていました。




ただ一つだけ残念だったのは、講演中に携帯電話の音が鳴り響き

こともあろうに、その電話に出るという奇行があったこと・・・

ビジネスパーソンとしてあるまじき行為に、全員が驚いていました。

それにしても素晴らしい講演、席が足りないくらい満席の会場。

ここで得たものを、仕事に活かしていきます。