2011年01月18日
良いもの。

とある服飾ブランドのコンセプトで「良いものは変わらない」というものがあります。
このコンセプトには感覚的に共感できるですが
何かもっと深い意味がありそうで、最近色々考えてみたりしています。
〝良いもの〟へのアプローチは二つあるんじゃないかな?と思うんです。
1つは、他のモノより常に優れているように進化し続けることで
相対的に〝良いもの〟を維持し続けるということ。
もう一つは、個々の価値観というかセンスというか、
心の中に絶対的なモノとして入り込むことで〝良いもの〟となるということ。
前者は、常に競争の中にあり続ける勇気が必要で、
新たなスタンダードを生み出すイノベーションとしてとして時代になくてはならないもの。
後者は、競争を止め自分らしさを追求する勇気が必要で
右脳を満たす栄養素であり、文化やアートとして時代になくてはならないもの。
実際には〝絶対的な良いもの〟として心に入り込んだモノが
その後も進化を続けることで「良いものは変わらない」を表現できるんじゃないかなと。
つまり『不変のコンセプト(コト)と変わり続けるプロダクト(モノ)』
これが「良いものは変わらない」という言葉の正体なんじゃないかなと思っています。