2012年02月25日
自己欺瞞と箱の話
「自分の小さな箱から脱出する方法」という本をご存知でしょうか。
僕が所属する異業種交流会「コラぼる会」でこの本の内容の勉強会がありました。
キーワードは「自己欺瞞」と「箱」です。
たとえばこんな話
その父親には不良息子がいました。
ある日不良息子は父親にお願いしました。「車を貸してほしいんだ」
父親はいつも言うことを聞かない息子に「10時半までに帰ってくるならかしてやる」と言いました。
「わかったよ!」と息子、でも父親は「どうせ夜遅く帰ってくるんだろ」と思っていました。
夜、10時半が近づきます。
「ほら!やっぱり帰ってこない!」と父親がつぶやいた瞬間
キキキーッというブレーキ音がして息子が帰ってきました。「父さん、約束通りに帰ったよ!」
父親は言いました。「ギリギリじゃないか」
そして続けて言いました。「あんなに急ブレーキを掛けて、あぶないだろ」
父親は息子に何を期待していたのでしょうか。
時間通りの帰ってくることでしょうか。それとも遅れることでしょうか。
「夜遅く帰ってくる」と考えた時から、父親の期待は遅れることだったのではないでしょうか。
自分を欺き自己正当化が始まること。これを「箱に入る」と表現します。
そして自分が箱に入ると、相手も箱に入れてしまうんです。
上の例文の息子は、今後もちゃんと約束を守ろうと思うでしょうか。
こういうことは職場や家庭でよくあることだと思いませんか。
職場では更にやっかいなことに、箱に入った者どおしが仲間をつくりだします。
それぞれが自己正当化を始め、組織は壊れていきます。
つまり、自己正当化から全てが始まるということです。
興味のある方は本を読んでみてください。
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Posted by エルテオ at 12:00│Comments(0)
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