2012年06月07日
プライバシーを守りながら、開放的に。
30代で家を建てようと考えている方の予算は、土地建物の合計で3000万円前後
とすると、土地購入予算は1000万円~1500万円と想定されます。
坪単価25万円~35万円が大凡の相場とすると、土地の広さは40坪~50坪
そして床面積30坪前後の住宅を建てる、というのが一般的です。
街のあちらこちらにある分譲地のイメージです。
「プライバシーを守りながら開放的に」という要望は誰もがお持ちです。
そして40坪~50坪の土地の中で実現するためのいくつかの手法があります。
南向きの土地では特にプライバシーに配慮する必要があります。
なぜなら、太陽の光を取り込む大きな窓の先は、大抵の場合、人通りのある道路だからです。
上の写真は当社のモデルハウス。
南向きの43坪の土地に建っています。
しかし一見、南向きの大きな窓はありません。
光を室内に導くのは、上の平面図にあるテラスに向かって解放する履出し窓です。
更に、ダイニングスペース上部は吹抜けになっていて、
そこに設けた窓からも光が差し込むようになっています。
平面図で見るとこんな感じです。
確かにせっかくの南向きの区画なので大きな履出し窓が欲しいところですが
プライバシーも気になって、カーテンをしたままというのはよく見る風景です。
それに窓を開けた先に見える風景も暮らしの中では大切になります。
心地よく住まう家をつくるには、敷地の特性に合わせて
視線と採光をうまくコントロールすることが必要です。