2011年08月12日

エネルギー構造改革の行方。


東日本大震災後、エネルギー政策についての議論がなされてきました。

その中で住宅に関する3つのポイントを整理して紹介します。

しかしまだ具体策はこれから検討する段階のようです。



①5年以内に全需要の8割を「スマートメーター化」する

スマートメーターとは、通信機能を持つ電量計のことで、より細かな時間別料金設定などで
電力需要のピークをずらす需給調整を可能とします。
また、リアルタイムに電力消費量を確認できるので、節電意識も高まります。
つまり、無駄な発電施設を減らすことができるということです。



②固定価格買取制度をベースとする再生可能エネルギーの普及

既に国会で審議中で2012年度にも実施される予定で、
太陽光発電による電力に加え、風力やバイオマス発電による電力も買い取りの対象となるようです。



③エコポイントに替わるポイント制によるリフォーム補助の創設

恐らく設備面やエコ性能の充実に対するリフォームに補助金を出す制度となります。
これに関してもまだ詳細は決定していません。


いずれにしても、条件を揃えたからと言って気持ちが一つになる訳ではありません。

毎日の暮らしの中ではダイレクトに感じることはできませんが

日本の国力と個々の生活は密接に繋がっているし、

日本の未来のために住宅政策としては沢山の選択肢の中からこの3つ選びましたという説明と

僕たちは個人の立場と日本人という立場をうまくバランスさせながら

政策を活用して未来をつくっていく。

そんな気持ちが大切なんじゃないかなと思います。  


Posted by エルテオ at 12:00Comments(0)家づくりあれこれ