2011年05月31日
引渡しの前に・・・。
お客様の住宅が完成すると、営業・設計・工事の全員が揃って社内検査を行います。
10人くらいがぞろぞろと完成邸に集合して
不具合がないか、もっと綺麗につくる方法はないか、
スイッチの位置、汚れ、ライティング、なぜこう施工したのかということなど
様々なことを現場で議論します。
全員が集まるのには理由が合って、住宅は営業・設計・工事がチームでつくるものなので
それは全ての住宅のクオリティーを高めるためには、
全員が同じプラットフォームを持っている必要があるからです。
様々な異素材が調和して一つの空間をつくる住宅は矛盾で溢れています。
自然素材と工業製品を寄り添うように1つの空間に収めるにはセンスも必要です。
そういえば、家づくりには1000の決断が必要だと聞いたことがあります。
施主様は、1000の決断の中で〝自分らしく暮らす家〟にたどり着かれる。
そんな途方もない創作活動のお手伝いができるなんて、
工務店は幸せなお仕事です。
2011年05月30日
リモコンを1つにまとめてくれる便利なヤツ 「REMO910」
これ、電話ではありません。リモコンです。
それも〝全てのリモコンを1台に〟まとめられるリモコンです。
こういう機能やコンセプトの商品って今までにもありましたよね?
でも、REMO910にだけ魅かれた理由はやっぱり美しさです。
テレビやオーディー、AV機器に照明やカーテン(電動のもの)ならなんでも操作でき
さらに時間指定で電源を入れたり消したりできるとのことなので
「朝7時にカーテンを開ける」なんて設定も可能です。
左のピラミッドみたいなのが充電器で
その上にバランス良く本体を載せて充電するんですが
そんな姿もまたミニマムで綺麗です。
2009年にグッドデザイン賞を受賞しているというこにも納得。
スマートな生活が始まりそうな予感がします。
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2011年05月28日
プロがつくる。自分でつくる。
お客様が自分で芝生を植えられている風景。
って、これはお子様で、となりで奥さまが丁寧に芝生を敷き詰められてます。
家をつくるプロである工務店を、お客様は信頼せざるを得ず
工務店はその信頼を応えるべく最大の努力をする。
そんなきれいごとを、真剣に突き詰めていくことしか、
私達にできることはありません。
完成した家は住まい手のスパイスで仕上げられていきます。
たとえばこうやって芝生をご自分で植えられるということで一つのストーリーができて
それが愛着となっていくのかなぁなんて、この写真を見ながら想いました。
家具、暮らしの空気、傷跡、スタイル
これはお客様が自分でつくっていかれるモノです。
お引渡しの時より1年後、2年後にもっと素敵な家になっていたなら
それは、工務店にとってこの上ない喜びだと思います。
2011年05月27日
矛盾すること。
先日「一見矛盾したことを〝着想〟で繋げて調和させるのがクリエイターの仕事」
みたいなことをツイッターでづぶやきました。
矛盾を調和させる??
なんか途方もない作業かなとか
力技的なコミュニケーションが必要なように思われるかもしれませんが
たぶんそうではなくて
表面上は矛盾しているコト柄の水面下にある部分を聞き出し、整理すること。
そしてそこから見えてくるキーワードを見つけ出し、
多くが納得できるカタチを創ること。
そのためのコミュニケーション能力がクリエイティブなお仕事には必要なんじゃないかなと
そんなことが言いたかったのです。
「エロ賢い」とか「大人かわいい」とか、
一見矛盾することが一つに纏まった時って、今までにない魅力が生まれると思いませんか。
もちろん家づくりでもこれは同じです。
難しい作業ですが、色んな想いを調和させながら
お客様と一緒に「自分らしく暮らす家」をつくることが、工務店の役割です。
2011年05月26日
家庭内パンデミック・・・
え~と、先週あたりから家族全員で風邪をひいてます・・・
まずは幼稚園に行っている4歳の娘が39度の熱を
次に1歳半の娘が高熱&嘔吐。咳が止まらず可哀そうな感じに
で奥さんと僕がという順番で家庭内パンデミックが巻き起こりました。
みんな39度以上の熱が出ていて、自分も熱を計ろうかなと思ったんですけど
もし熱が高くてそれを数字で見ちゃうと気持ちが折れてしまいそうで体温計は封印しました。
なんかいつも病原菌の発信源は子供達です。
友達からしっかりもらってきて、家でまき散らしてくれます。
でも、無菌状態で暮らすより、
たくさんのウイルスや細菌に触れながら共存することが、やっぱり自然な事だし、
多くの刺激とトレードオフになってると考えると
悪いコトではないのかななんて考えたりしています。
そう言えば、子供からの刺激って結構多いんですよね~。
「あっ、そういう感覚忘れてた」とかってことがよくあります。
もしかすると、今の暮らしの中で子供との時間が増えた分、他の刺激は減っているかもしてません。
でも、子供達がいるから気付くこともあり、新しい価値観が生またりしています。
今、自分の中にある感覚を仕事に乗せて発進することができれば、それは楽しいことです。
2011年05月24日
スペシャルBBQ@西脇
なんかワサワサ・ワイワイ・ガヤガヤしてる雰囲気、伝わるでしょうか。
ここは玉木新雌stock-room、西脇市です。
この日開催されたスペシャルBBQ(と勝手に呼んでます)にお誘いいただき
子供を連れていってきました。
ケータリング形式の八百屋「やむさい」さんのオーガニックな野菜たち
一人1品ずつ持ち寄ったコダワリの食材やお菓子たち
なんか普段のBBQとはちょっと違う上品な素材たちが揃っています。
ちなみに僕は、そろそろ収穫が始まった生でも甘いトウモロコシを持参で参加しました。
気になる「やむさい」さんの移動店舗の中身はこんな感じ。
「ほとんど手づくりか拾ってきたもの」とのこと。
朝採れたてのオーガニック野菜を阪神間で販売されているそうです。
BBQの合間にショールも物色したりして・・・
ずっと見ていても飽きないのは、ほとんど全部デザインが違うからでしょうか。
これが柔らかく優しい生地を生み出す織り機。
かなり無骨な〝機械〟です。
実際に動いているところを見ると、ちょっと感動できたりします。
色んな人が集まって、楽しい会話が生まれて、とても平和な一日になりました。
当日の写真は こちら にたくさんありますので、ご興味のあるかたはどうぞ。
2011年05月23日
住宅完成見学会のご案内。
揖保郡太子町矢田部にて住宅完成見学会を開催いたします。
コンセプトは「甘くてシンプルな箱の家」
若いご夫婦の等身大の住まいが完成しました。
日時:5月28日(土)・29日(日)11:00~16:00
場所:揖保郡太子町矢田部(詳しくは下記地図をご覧ください)
見学会チラシはコチラ↓↓↓
2011年05月20日
小さな家に暮らしたい。
〝暮らし方〟にその方の価値観が反映されます。
もちろん、年代や時代の風潮によって価値観は少しずつ変化しますが
根本となるところはそんなに変わるものではありません。
「小さな家に暮らしたい」
たぶんこの本に手が伸びる人は、〝今から〟の時代を肌で感じることができる方だと思います。
これ見よがしの豪華さを誰かに見せつけることで優越感を得る時代がありました。
でも、今はもう違います。
エコロジーであったり、断捨離、自分らしさという言葉に集約されるように
ミニマムで等身大の暮らしをつくる能力
つまり、自分に必要なモノを見極める能力やなりたい自分を想像する能力が
今のモノ・コトづくりには必要とされる時代になっています。
思い切って捨てる。ゼロから自分に必要なモノだけを峻別していく。
この勇気を持つ人が「小さく豊かな生活」を手に入れることができるように思います。
この本の最後に「小さな家と小さな暮らしのつくり方」というページがあります。
今から家を建てられる方には、ぜひ読んでいただきたい内容でした。
【送料無料】小さな家に暮らしたい |
2011年05月19日
ZOZOTOWN チャリT。
洋服のWEBSHOP「ZOZOTOWN」の東北地方太平洋沖地震支援プロジェクトとして販売された
チャリティーTシャツが届きました。
様々なチャンネルで様々な支援が行われていますが
洋服を買うことが支援になるという今回のプロジェクトや類似する取組みって
間接的になることで、なんとなくなんですが照れがなくなるというかなんというか
とにかく支援の入口としてとても入りやすいものだな、と感じました。
もちろん企業としても宣伝になったりメリットがあるとは思うんですが
被災地も、企業も、個人も、この取組みに賛同した方がwin-winになれるなら
それでいいのかなと思います。
感謝状と結果報告も添えられていて
きっと同じような想いでこのTシャツを買われた方が沢山いらっしゃるんだなと知ることができたり
例えば街で同じTシャツを見かけたら、なんとなく連帯感を感じたり
もしかしたら話しかけたり、かけられたり
そんなことがあるかもしれないな、なんて思いながらBlogを書いています。
2011年05月16日
10代~20代の頃のヒーロー。
海の向こう、アメリカではNBA(プロバスケットボールの団体)のシーズンが終盤をむかえ
プレイオフと言われる優勝決定トーナメントが行われています。
この時期になると必ず思い出すコトがあるんです・・・。
10代~20代の頃の僕を一番ドキドキさせたのは、
当時NBAの選手のトップに君臨していたマイケルジョーダンでした。
ビデオに撮っているのに深夜1時や2時に起き出して、BSで放送する試合をライブで見る。
試合を見ているというより、マイケルジョーダンを見ているという感じです。
チームスポーツでありながら
「95%はマイケルが決める。残りの5%はマイケルが決めさせる。」
と言われるくらいの圧倒的な存在感。
ビハインド(負けている)の状態ではマイケルにボールが集められ
その期待にこたえ得点を量産し、勝利を導くのです。
試合の頃時間数秒で託されたボールをしっかり得点につなげるその姿は
正にヒーローそのものでした。
現役最後の試合(その後一度復帰を果たすのですが、それはさておき)
残り42秒、3点のビハインド。この試合に勝利すれば優勝という場面。
マイケルはディフェンスを振り切り得点し、1点差。
攻守が変わり、相手チームのスター選手にボールが渡る。
その瞬間どこから現れたのか、マイケルは相手選手の背後からボールを奪い、
そのまま攻撃態勢に。
残り17秒・・・。
この時、誰もがマイケルが次のシュートを決めると信じている。
相手チームもそのファンも、まだ試合は終わっていないのに、それを確信し落胆する。
ディフェンダーと対峙し数秒・・・右サイドから素早く切れ込むも相手選手もそれに反応。
いきなりストップしバックステップ、そしてショット。
現役最後のシュートは綺麗にフープをくぐり逆転、そして勝利が決まる。
想い描いたストーリーをそのままに演じてくれるヒーロー。
数多くのシュートを外し、失敗を犯し、それでも期待され続け、それに応える。
そう言えばマイケルの言葉でこんなものがありました。
「バスケットコートの中が一番自由になれる場所だ」
自分が一番自由になれる場所を見付けるってことが一流の証なんだと、その時気づきました。