2011年02月14日

ドラッカーを読む。




30代も半ばを過ぎると、目の前のことよりずっと先のこととか

モノを売って利益を得るということの正当性とか

豊かさとか、良いものとか、善悪とか・・・

つまり、何か普遍的な支えというか、軸というか、

ややこしくなりましたが、そんなことをよく考えるようになります。

そんな訳で、支えを見つけるべく「ドラッカー」を読み込んでいます。


ドラッカー曰く、企業の目的は、〝顧客の創造〟である。

そのために企業が有する機能は、〝マーケティング〟と〝イノベーション〟である。

言葉の理解を深めるために、実在する企業に照らして考えます。


例えば「アップル社」

モバイルを活用する人々は、クールなデザインとサクサク動く機能を求めている

というマーケティングと

それを具体化しiphoneやipadという新しいカテゴリーのプロダクトに落とし込むイノベーションで

新たな市場と顧客を創造している。


なるほど。企業に必要な機能は、マーケティングとイノベーションなんだ・・・

・・・分かるんですけど、難しいですよね。

多くの企業は余計な仕事、自己満足な仕事、内向きな仕事に捕らわれて

この2つの機能に集中できていません。

大きな満足を生み出すことができたなら、利益に後ろめたさはありません。

逆に、こんなもので利益を取るなんて・・・と思うようなものを造っていた場合

利益に後ろめたさが生まれ、そこで働く従業員はモチベーションを失い、企業は衰退していきます。

結局、お客様を軸に考えなければ、企業としての正当性はない、ということです。


最後にドラッカーのこの言葉

「いかに余儀なく見えようとも、またいかに風潮となっていても、
 基本と原則に反するものは例外なく、時を経ず破綻するという事実だった」

結局、〝良いものは変わらない〟に行きつきました。

  


Posted by エルテオ at 12:02Comments(0)オススメ!!