2011年01月13日

居住志向に関する意識調査




業界団体の「住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査」の結果が公表されていました。

住宅は今が買い時と思われているのは31.5%
逆に買い時と思わない方は21.9%

これだけでは判断することはできませんが、買い時と判断される割合は上昇傾向だそうです。
確かに、金利が低いことやエコポイント制度など、今が買い時と判断できる材料は豊富です。

しかし、買い時と思わない方の半数が経済的不安を理由にされていることから
景気が良くならなければ家を買う気には慣れないというリアルな現実があると分かります。

また、持ち家派87.7%に対し賃貸派は12.3%と
持ち家志向が高い傾向が伺えます。

総評すると、家を建てたい人は多い。
しかし、将来不安から見合わせている。

そういう方が多いということでしょうか?


以下、「住宅産業新聞」より抜粋し掲載します。

(社)全国宅地建物取引業協会連合会と(社)全国宅地建物取引業保証協会はこのほど、「住宅の居住志買い時と思わない」が21.9%となり、買い時が前年度と比べて0.6ポイントとわずかに上昇した。

買い時の理由として、税制優遇が51.8%で最も多く、住宅エコポイントも12.7%で3番目となっており購入を喚起する傾向がみられるとした。一方、買い時と思わない理由には、収入が不安定・減少といった経済的不安定感が52.5%とトップを占め、特に20代では6割を超えるなど若い世代で不安感が強い。

持ち家と賃貸のどちらを志向するかとの問いには、持ち家派が87.7%、賃貸派が12.3%と持ち家志向が依然として高い。特に、持ち家・戸建てが71.7%を占めるなど戸建て志向の根強さがうかがえる。

持ち家派である理由で最も多いのが、「家賃を払い続けるのが無駄と思えるから」で62.7%。「資産と考えている」も39.8%と高い。また、「マイホームを持つのが夢だから」も28.9%となり、20代では、ほぼ半数を占めるなど年代が若いほど強い傾向を示しているとした。

一方、賃貸派は「住宅ローンに縛られたくないから」が49.1%と最も高く、「仕事等の都合」の42.3%と続き、経済的な拘束を避けることや引っ越しの可能性が理由の多数を占めた。

  


Posted by エルテオ at 13:30Comments(0)家づくりあれこれ