2010年10月09日
ハコ(箱)を整えていく。
お気に入りのお店を「お気に入りの箱」って呼んだりします。
その箱からは、店主の想いがダイレクトに伝わってきます。
伝えたい想いがあって、それを具体化できる商売をして
どんなお客様がターゲットになって、だからこの箱で、このディスプレイで・・・
そんなストーリーが見えてきます。
その店主のやりたいことという「アート」と
アートを伝え共感を得るための「サイエンス」の詰まった箱で、私は購入を決めたりします。
箱っていう概念は、外側と内側の一貫性のあるストーリーです。
生活においても色んな箱を私たちは持ち歩いています。
「家」「車」「洋服」「鞄」・・・もちろん「自分自身」も。
その外側と中身を自分の理念で整えることが、その人の個性を体現するものとなります。
共感してほしい誰かに対して自らを発信していくために箱を整えていく。
人間中身とよく言われますが、「外見は一番外側の内面」という言葉があるように
内外の区別はないんです。両方の一貫性が大切です。
「○○さんらしさ」はそんなふうにつくっていくものかな?と思う今日この頃・・・
家づくりも「○○さんらしさ」をつくるために、
プロとして箱づくりのお手伝いをしたいなと、こんなことを書きながらしみじみと考えています。